Mastodonについてちょっとメモ。
Mastodonとは
Mastodon
https://mastodon.social/about
- オープンソースのSNS
- 基本スタイルはTwitterのような感じで、コミュニケーションが主用途
- 字数制限がTwitterよりゆるい(500文字)※Facebookに比べるとそれでも少ない
- 誰でもサーバーを立てることができる。IRCのようなサーバー同士の連携が可能で、設定すればサーバー間をまたいで交流できる(らしい)
- フォロー関係のほかに、自分と同じサーバーのユーザー投稿を全て表示する「ローカルタイムライン」、連携先サーバー含めたユーザ投稿を全て表示する「連合タイムライン」がある。SNS初心者が陥りがちな、ぼっち感を回避可能
- APIが公開されており、スマホアプリもある
- 標準の状態では広告などは特にない様子
国内サーバ稼働事例
- mstdn.jp (個人運営。移転中らしい)
- mastodon.yokohama
- pawoo.net (pixivが運営、2017/04/16現在他サーバから連携を解除されている模様)
類似SNS事例
- 自由にSNSを立てられるソフトとしてはOpenPNEなどが近い
個人情報の取り扱いについて
- メールアドレス(・ユーザーID)を取り扱うため、国内では個人情報保護法の適用を受ける。メールアドレスは第2条「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別できるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)」に含まれると考えたほうがよい
- 運営者は個人・法人を問わず個人情報保護法による「個人情報取扱事業者」として、同法律の遵守が義務付けられる
- 運営者はユーザーからメールアドレスとパスワードを預かる立場なので、当然信頼できる立場であることが望ましい(ブームに乗じてID/PWを詐取する不審者がありうるため)
ビジネスチャンスについて
いずれもMastodon自体がTwitter並に流行すること、企業運営のMastodonサーバーの需要が高く推移することが前提だけど、たぶん大きく2通り。
自分(自社)でMastodonサーバーを運営する
- 広告配信(カスタマイズによりネイティブ広告の配信を受ける機能が搭載できることが条件)
- Mastodon投稿データ分析サービス(Pawooみたいに村八分にならないことが条件)
他人(他社)のMastodonサーバー構築・運用を支援する
- ↑上記の構築支援とか
- もしくは企業のマーケティングプラットフォーム(主に初回購入客~リピート客からファン/贔屓客へグレードアップさせる顧客育成)として、その企業の名前でMastodonサーバーが運営できるように支援する
- ↑これだけならOpenPNEや独自アプリでいいじゃんってことになる(実際コナミはe-Amusementなどで自社提供のSNSによるユーザー交流の推進を古くから行っている)けど、あくまでMastodonへの接続インスタンス(サーバー)に企業の信頼性が求められており、接続先をその企業が提供しますよ、ということに対するのが趣旨。
- 対象は無条件で対象ブランドのMastodonを選んでくれるくらいの既存客~ファンがメイン
- HTML/CSSテンプレートをいじって企業のヘッダー壁紙とかが設置できるなら、ブランド接触時間向上としてはまぁ上々なはず
- というか今はPCよりスマホの時代なので、どちらかというとMastodonアプリのブランドカスタマイズ版をサーバ込みで作っちゃうという手もあるかもしれないけど、クーポンとか何かしら特典と結び付けないとインストール数伸び悩みそう